DJ's House / 育児ガイド

家族旅行・アレルギー

子どもに食物アレルギーがあるとき、海外旅行の前に「アレルギーカード」をどう準備するか

国内なら、店員さんに「これにピーナッツは入っていますか」とすぐに聞けます。でも海外では、ことばが通じず料理名も読めないので、そのひと言がとても難しくなります。食物アレルギーのある子どもがいる家庭は、出発前にもう少し準備しておく価値があります。

出発前に一度、医師と話しておく

これがいちばん大切なステップです。旅程が決まったら子どもを連れて受診し、次のことを医師に確認しておきましょう。

  • 今のアレルゲンや重症度に変化がないか
  • 海外で誤って食べてしまったとき、どう対処し、どの薬を使うか
  • 処方された薬を予備として多めに持っていくべきか
  • 英語の診断書や薬の説明書が必要か

この記事は一般的な準備のチェックリストです。アレルギーへの対処は、必ず主治医の指示にしたがってください。

アレルギーカードに書くこと

アレルギーカードは、子どもが食べられないものを現地のことばではっきり書いた、店員さんにそのまま見せられる小さなカードです。わが家では紙のカードとスマホのスクリーンショットを両方用意しています。内容は次のとおりです。

  1. どの食べ物にアレルギーがあるか(ピーナッツ、エビ、卵など具体的な食材名で書く)
  2. 重症度(たとえば「食べると重いアレルギー反応が出て、救急の受診が必要になります」)
  3. ほかにも避けたいこと(同じ油で揚げたもの、ソースやだしに含まれる場合など)
  4. お願いのひと言(「この料理に上記の食材が使われていないか確認してください。よろしくお願いします」)

薬と書類の持っていき方

  • 処方された薬は預け入れ荷物ではなく、機内持ち込みの手荷物に入れる
  • 薬は元のパッケージと処方箋のまま持っていき、必要に応じて医師の英文の説明書を添える
  • 渡航先の薬の持ち込みルールを出発前に調べておく
  • 旅行保険や海外医療の保険情報は、スマホと紙の両方に保存しておく

緊急時の連絡先を調べておく

到着したら、宿泊先の近くの病院を調べ、現地の緊急通報番号をスマホに登録しておきます。たとえば救急車を呼ぶ番号は日本と韓国が119、EUの多くの国は112、タイの救急医療は1669です。出発前に、自分の国の在外国民向けの緊急連絡先(台湾に住む私たちの場合は外交部の緊急ホットライン)も控えておきましょう。

レストランで注文するときの確認手順

  1. 席についたら、注文の前にまずアレルギーカードを店員さんに見せる
  2. 食材がシンプルで、中身が見てわかる料理を選ぶ
  3. ソース、スープ、揚げ物はアレルゲンが隠れやすいので、わからなければ頼まない
  4. 店員さんが「わからない」と言ったら、別の料理にするか別のお店に移る

お店を変えるのはがっかりしますよね。でもアレルギーのある子どもにとって、「わからない」は「食べられない」と同じです。わが家ではこのルールを先に子どもと決めておきました。そのほうが子どももかえって安心できるようです。

子ども自身にも知ってもらう

少し大きくなったら、子どもが自分でカードを見分けられるようにし、何が食べられないかを知って、わからないときはまずパパやママに聞くことを覚えてもらいましょう。怖がらせるためではなく、旅先でも自分の身を守れるようにするためです。

よくある質問

翻訳アプリだけで店員さんとやりとりしても大丈夫ですか?

翻訳アプリはメニューを読んだり基本的なことを伝えたりする助けになりますが、機械翻訳には誤りもあります。アレルギーについては、事前に確認したアレルギーカードを中心に使い、店員さんに食材を確認してもらってください。

アレルギーカードは何語でつくればいいですか?

渡航先のことばと英語の2種類を用意しましょう。空港やホテル、病院では英語が通じやすく、現地のことばはレストランの店員さんに見せるためのものです。

コンビニの食品のアレルゲンはどう確認すればいいですか?

多くの国で包装食品には主なアレルゲンが表示されていますが、表示のしかたや対象の範囲は国によって違います。読めないときは原材料表示を撮って翻訳し、それでも不安なら子どもには食べさせないようにしましょう。

この記事は一般的な子育て情報であり、医療や専門家のアドバイスに代わるものではありません。お子さんの発達や健康で気になることがあれば、小児科医などの専門家にご相談ください。

メニューが読めないときの助っ人

メニューを撮るだけで料理ごとの内容がわかり、よくあるアレルゲンも表示されます。翻訳は参考です。アレルギーがある場合は、必ず店員さんにも確認してください。